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REDSTONE 

 今日もアリアンはいつもの賑わいを見せていた。


 数多の冒険者たちが集まる、オアシス都市アリアン…。
 ここでは冒険者たちが狩りで見つけてきた武器やアイテムを、他の冒険者たちに売却するための露店なども多数出店されておりいつも賑わっている。

 その喧騒ともとれる賑わいとやや離れた、都市の北側に位置するオアシスのほとりに私はいた。


 ゆらゆら

 ゆらゆら


 まるで私の気持ちを映し出すかのように揺れる湖面。
 もう何度目になるのか、数えきれない回数の溜息をさらに増やす。


 自分の決断でありながら、今更後悔するなんて。


 誰も悪くないのに。
 私自身の、気持ちの問題なのに…。


 私はつい先ほど、ずっとお世話になっていたギルドを脱退してきたばかりであった。


【 新古都東口プロレス! 】


 ウィザード小力率いる、2部GVGでも頭角を顕すギルドである。

 1年ほどにわたり、私はそのギルドに所属し…副ギルドマスターを任せられるほどの名誉を与えられた。


 今の私はほとんどそこで培われたといっても過言ではない。

 新古都東口プロレスのために私は装備を入れ替え、もっと力になれるようにと思って頑張ってきた。

 それなのに…。


 別に誰かのせいではない。


 私自身が、納得出来なかったから。
 本当は、もっと褒めてほしかった。


「…子供なんだ」


 呟きとともに、こぼれおちる一筋の涙。

 小力さんは、私が自分で考えているよりもずっと私を必要としてくれていたはずなのに。

 その小力さんが…よりにもよって不在のときに、私は耐え切れず飛び出してしまった。



 小力さんがいない間、不快王さんが頑張っていたのは知ってる。



 よくわかってるはずなのに、それなのに…。



 そのとき、なんとなく気配を感じて私は慌てて涙をぬぐって振り向いた。

 予想していた顔がそこにあった。


 ずっと前、私がREDSTONEの探索を始めた頃に知り合った、数少ない古参の友人であるPERVさんである。

 私をプロレスに誘ってくれたのも、PERVさんだったっけ…。

 PERVさんは苦笑交じりに私の髪をくしゃくしゃっとかきまわす。


「なんで抜けたの?」


 優しい声音に、思わず先ほどぬぐった涙があふれ出そうになる。

 それをこらえて、ごまかすように笑った私。


「私の放つ矢が、プロレスをどこまで貫けるか…試してみたいの!」


 不思議と人が集まるプロレスは、GVでも絶対の参加率を誇っていた。

 事実、脱退した理由のごくわずかであるがそれも含まれる。

 気丈にも笑って見せた私だったが、柔らかに微笑むPERVさんの表情に…内に秘めたはずの心を見透かされているようで思わず顔が赤くなってしまう。

 でも、聞かないことはわかってた。


「そっか…次のあては?」


 ある程度の目星はつけていた。

 以前から何度かGVであたったことがあり、少人数ながらも絶大な火力の剣士の所属するギルド…。


「【 城塞の桜 】 に行こうかと思ってる」


 何度かGVでもかろうじてLAとったことのある剣士だが、その立ち回りなど見る限り普通ではない。

 名前は…くじらようかん55さん。

 あの強さに、今までに感じたことはなかったのだが…共に戦ってみたいと思ったことがある。



「なるほど…くじらさんのいるところか。…そっか。麻奈なら、どこにいってもうまくやれるさ」



 だといいけど…。

 PERVさんは、もう一度だけ頭をなでてくれた。


「うん、頑張れ」


 その手に自分の手を重ねて、私はうなずいた。

 顔はあげずに、止まらなくなった涙を隠して。



 ほんとは、不安で仕方なかった。



 プロレスのみんなを裏切ってしまった、という自責の念にかられていて…。

 でも、もう後にはひけなくなっていた。

 やるしかない。

 いつまでも、甘えていられるわけもない。



 プロレスのみんな、ごめんね。
 ほんとは、みんな大好きなんだよ。
 みんなみんな、大好き…。




 そうして、私は 【 城塞の桜 】 の門を叩いたのであった…。



…というわけで、私が城塞の桜に入ることになった経緯を小説タッチに書いてみました。

見方は人それぞれ、表現に関しても賛否両論あるかもですが…誹謗中傷はやめてね^^;


あくまで、私の個人的観点で書いてみました。




反転させてみると、本心が見えるかも…?

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この記事に対するコメント

NoTitle

そうか・・・

だからあの夜俺の胸で泣いたのか・・・

相談はいつでものるぜ^^

しゅ~つ #- | URL | 2010/10/01 07:55 * edit *

Re: NoTitle

> そうか・・・
>
> だからあの夜俺の胸で泣いたのか・・・
>
> 相談はいつでものるぜ^^

…泣いたっけ?

よく覚えないけどそうだとしたら、自己嫌悪だわ…OTZ

魔レディ #- | URL | 2010/10/01 23:27 * edit *

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